日本政府の国債発行残高が多く、先進国の中で最悪の水準になって大変だという話の一方、10年国債利回りがマイナスになっているという話があります。
素人考えでは、国債発行 大→ 信用 低下 → 利息上昇 となると思うのですが、そうならないのはなぜでしょうか?
まず、「政府の負債と資産/財務省」によると、平成21年度末時点では、1,019兆円の負債に対し、647兆円の資産が存在し、差し引き372兆円の純債務があります。この純債務2012年度時点での対GDP比が219.1%でこれが先進国最悪の水準となっているそうです。
ただし、「日本国債が「危ない」と言われ続けるのに金利が低くて大人気の理由」を見ると、日本国債はほとんどが日本国内の銀行・生命保険・社会保障基金・日本銀行が買っているそうです。
日本人は株などの投資よりも、預金がメインなので、銀行や生命保険がお金を大量に保有し、その投資先として国債が選ばれているようです。つまり、安定した買い手がいるので、日本国債は人気が維持されその結果、国債利回りが下がっているということですね。
また、安部政権は2%のインフレターゲットを掲げ、デフレ脱却に躍起となっていますが、なかなかデフレ脱却とはいきません。デフレのときには、資産のは物でもつよりもお金で持つほうが特なので、結局国債が人気になるようです。
要は、不景気の時には国債が人気になり金利が下がるということでしょう。
ところで、国債を買ってみようかなと思ったのですが「個人向け国債は絶対に買ってはいけない!」をみると個人向け国債は解約時のペナルティがあるので買うのは得策ではないようです。
どうも国債を個人で直接買うのではなく国債に投資している投資信託を買うというのが現実的な選択肢だと思います。
適当に投資信託を検索かけてみましたが以下のようなリターンになっています。例外はありますが2%/年ぐらいというところでしょうか。
日興-ノーロード日本国債フォーカス(毎月分配型) : +26.58%/5年
東京海上-東京海上・物価連動国債ファンド : +9.27%/5年
三菱UFJ国際-三菱UFJ 日本国債ファンド(毎月決算型):+9.48%/5年
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